利尻詳細1

遅れながらも利尻登山合宿の詳細を書きます。

一日目
久しぶりの船を楽しみながら、利尻にテンションあがりっぱなしで到着しました。
港からバスでコテージのあるキャンプ場へ。宿舎となるコテージの第一印象はとても綺麗なところで、「あぁ・・・森を切り開いたんだなぁ」という感じの場所でした。やはり新しく、コテージからも新築の匂いが・・・。
その後、ノリで小高い丘を駆け上りました。訳が分かりません。そこが小さいスキー場だってことに気づいたのは登りきってからです。そこから見えた景色は見事なもので、夕焼けが雲の隙間から丁度よく見え、その下に礼文島が見えました。
予告されていたご飯の時間が近づいてきたので、バーベキュー場に急ぎ、いいポジションを確保・・・できなかったorz
しょうがないから控えめに肉をつっつく。やっぱり食べにくいので他の場所に移動。皆さん生で食べすぎです。
食後は温泉に行かずに星を見に行きました。なるべく明かりのない場所で寝転がってみた星はとても綺麗でした。流れ星もちょっと見えたみたいですが、俺は見てないです。というか生まれて初めて天の川見ましたよ。
気が済んだらコテージに戻って、寝るスペースがなかったから押入れの中で寝袋にくるまって就寝です。

2日目
4時起床。登山の準備開始ー。前日に稚内で買ったおはぎを朝ごはんにしました。うまいです。おはぎには牛乳が一番だと思いますよ!
5時すぎにコテージ前に集合して、記念写真を撮ってから出発!まぁ、登山する人には見えませんよ、俺は。
登山口までは普通にアスファルトの道ですが結構遠かったような気がします。登山口から更に少し行った所に名水が湧き出る甘露泉が!そこで、500mlのペットボトル二本分の水を汲んで、本格的に登山へ。
そこからは、割と険しい道を登って行きます。とても歩きやすいとは言えない道です。先頭組みについて割とハイペースで登り、しばらく歩いたところで4合目の看板がありました。まだ山というよりは森を歩いていると言う感じで、実際あまり疲れていなかったので休憩することなく5合目を目指します。
まだまだ同じような道が続きます。かなりのハイペースだったので、同じような時間で5合目には到着しました。さすがに息切れしたので水を一口。5合目ではやっと下が見えて、ここで初めて山に登っているのだと実感しました。
あまり休まずに6合目に進みます。まだまだハイペースですよ。前を行く先輩には置いて行かれましたけど・・・。6合目から7合目の間もひたすら登ったのであまり覚えてないです。途中、開けたところで見えた景色は最高でしたが、ここであまり見すぎると頂上での感動が薄れそうだと我慢し、ひたすら進みます。途中、道に突き出した枝に頭をガンガンぶつけました。
7合目到着。ひどく狭い・・・。ここでもあまり休んだ記憶はありません。少し水を飲んで、更に進みます。
どんどん行きます。7合目〜8合目の間の開けた場所でやっと本格的な休憩をとりました。20分ぐらい休んでいたと思います。ビーフジャーキー食べたらすごく元気が出ました。そこでの景色は雲に囲まれていたせいかあまり見えなかったと思います。
相当回復したので、登るペースもうなぎのぼりです。もうどうしようもないぐらい元気ですよ。あっという間に8合目に到着。ここではやっと雲が晴れて、きれいな景色が眼前に広がっていました。癒されます。殺風景な富士山とは大違いですよ。
8合目で少し休んでから、9合目を目指します。ここからも相当なハイペースで行ったので、あまり覚えてなかったりします。
あっという間に9合目に着いたような気がします。9合目では人がたくさん休んでいました。ここからまた雲が出てきました。下の景色がギリギリ見えるぐらいです。9合目の看板には「ここからが正念場です」とか書いてありました。この看板を見たときはまだ「そんなことあるわけないでしょう」みたいな気持ちでいましたよ、ええ。9合目では先に進んでいた一年生が休んでいて、丁度出発するところだったので、これは負けていられないと一緒について行きました。よって、ほぼ休んでません。
しばらく登る、登る、よじ・・・?え?よじ登る?な、なにこの岩・・・。上を見て愕然としましたよ。勾配が急になり、さらにでかい岩がゴロゴロ。さらにさらに細かい溶岩がしきつめられている感じで、足を踏み出すたびに足をとられ、力が入らない。・・・「正念場」
もうここからは気合と根性とですよ。山Loveです。呆然としている一緒に登っていた一年生を置いて、一人で空笑いしながら登って行きます。きっと傍目から見たら相当不気味だったと思います。もう最終的には心を無にして登ってました。
・・・まぁ、何だかんだで登頂!まずは先に一人登っているはずの先輩を探します。・・・あれ?いない。少し奥へ行くと、防寒具に包まって崖の先で寝ている先輩を発見!頂上で寝るとは・・・なかなかつわものです。
〜利尻到着から利尻岳登頂まで〜