ゼミ室のにんじん
先週大学で小さな鉢に、にんじんを一本植えた。
そのにんじんは冷蔵庫の中に数ヶ月(?)放置されていたもので、根元からはもやしみたいになった茎が生えていた。
やはり植物は日を浴びないと緑色の葉っぱをつけられないのだ。そのにんじんの姿はあまりに哀れで、このまま捨ててしまっては良心の呵責に耐えられそうになかった。
そこで、あまった小さな鉢にその一本のにんじんを植えることにしたのだった。
ゼミ室に余っていた本当に小さな鉢ににんじんを入れ、鉢を土で満たした。
これでにんじんはしばらく生きてくれるはずだ。そう信じて念入りに作業を進めた。
そして、次の日ゼミ室に来てみると、昨日まで真っ白だった茎がもう色づいていた。植物の生命力の強さを改めて感じたのだった。
こうしてにんじんは日々すくすくと育ち、今では下の写真でも分かる様に本当に大きく成長した。
しかしながら、このにんじんの命もそう長くはないだろう。
それでもこうして力強く生きたにんじんを見たことで、自分も今までより少し強い気持ちになれたと思う。
波乱万丈の生をまっとうしつつあるにんじんに賞賛の拍手を送ってやってほしい。
#にんじんの葉っぱは食べられるらしいからにんじんがダメになったら皆もヤッテミヨウ!むしゃむしゃ