MMORPGのコミュニケーション

以前はかなりMMORPGにはまりきっていた自分でした。
簡単な言い方をすれば厨でした。
今はMMORPGにおけるコミュニケーションとは如何なるものかについて考えています。
えらくまじめなのか何なのか良く分からない状態です。

そういえばMMORPGやってた時もあまり自分から積極的にコミュニケーションをとろうと思ったことがありませんでした。
周りのプレイヤーの大半がNPCの代わりって感じです。
物を売る人。
買取をする人。
物を作る人。
色々いましたがNPCの代わりです。

あー、でもこれは現実の世界でも言えるかも。
例えばコンビニの店員は自動販売機の代わりと見れなくもないです。
#コンビニでバイトしてる方とかには失礼な発言だと思います。すいません。

ということはMMORPGもNPCのAIが発達すればNPCをパーティに入れて戦闘することもできるってことです。
効率だけを求めるならそれだけでいいわけなんですね。

だから今オフラインのコンシューマゲーム何かは仲間のAIがすごく良くなっていってるので、本当に仲間と冒険しているような気分になれるわけです。ある意味今のオフラインRPGもMMORPGに似てきていると言えるんです。
ゲーム内に独自の経済を流通させていたり・・・とかですね。

話が脱線しました。
でも、やっぱりMMORPGでのコミュニケーションというのは効率とか関係ないもっと別のところにあると思うわけです。実際、モンスターがいないところで適当な話題で話す、というようなプレイスタイルを取っている人のほうが多いと思います。ようするにコミュニケーション自体を楽しむということです。

だからゲーム内の人は時々やっているMMORPGのことをこう呼んでいました。
「高級チャットツール」
確かにそう思います。月千ウン円払ってチャットしてるんですから高級と言えば高級です。
逆にその視点から見ると、戦闘機能付き、キャラクターを操作できる、そして感情アイコンを表示できるチャットツールってことになるんです。

そういえば、ゲーム内で演劇や漫才なんてのをやってる人達もいました。
キャラに動きがあるからそんなことも可能なんですね。
ユーザ主催のイベントは最盛期にはよく開催されたものです。
定期市や武器製造祭りなんてのもありました。

こうしてユーザ側が団結して色んな遊び方ができる。というのがMMORPGの醍醐味なのではないかと思います。
結局、自分はそういう遊び方ができないままネットゲームの世界からほとんど足を洗ってしまったわけなんですけどね。

だからネットゲーム上でのコミュニケーションの可能性というのはとても大きいものです。
ユーザによってどんどんどんどん発想が広がっていくんですから。
開発者をどう裏切るか。これに尽きますね。

考えれば考えるほど面白いものなんです。
だからユーザの発想を生かせるものを今考えています。


色んなことに巻き込まれて、コミュニケーションって大事だなと痛感する毎日ですよ。