帰省旅2

続き。

20時間の船旅開始。入船直後はちょっと疲れたから出航を確認したあとさっさと就寝。

次の日の朝10時ぐらいに起床。とりあえず風呂が船内にあるそうで、タオル買って風呂へ。
サウナもついてたし、しっかりした風呂でした。
サウナの温度熱すぎですが!歩いてるだけで足火傷しそうになったぞこのやろー!

その後は適当に飯食ったりしながら過ごしました。初めての船旅は船酔いもなく、のんびりできたと思います。
船内は広く、トイレもレストランもお土産屋も完備。本当に優雅な船旅でした。
そして、デッキにでると潮風で髪型が面白いことになることもわかりました。

ひたすらのんびりした後、予定より少し早めに大洗到着。6時45分ぐらいです。
とりあえず駅を探して歩きました。重い荷物持ったままだと結構遠かったです。
で、友達がせっかくの港町なんだからうまい海鮮食っていこうぜと言うので、さらに荷物を持ったまま夜の大洗を彷徨い歩きました。
結局、正直半ばあきらめ気味に目に付いたすし屋へ。
すし屋の人に話を聞くと、大洗は昔は漁港として栄えたらしいけど、今は違うんだそうです。フェリーターミナルや、ヨットハーバーができた影響で魚が逃げてしまい、魚はあまりとれなくなってしまったそうです。漁師さんは補償金をもらったらしいですが、やはり町は心なしか寂れていました。
でも寿司はおいしかったですよ。とくにひらめの縁側。
あと寿司屋のおっちゃんは会計を間違えたようで、走って追いかけてきてくれました。おっちゃんいい人だ!

腹ごしらえも済んだので、改めて駅へ向かいます。
まずは大洗から水戸へ出ます。このとき乗った電車はまだ「気動車」でした。
水戸の改札を出ようとしたら人がいなかったので、そのまますり抜けてJRのホームへ。・・・いいのかよ!
常磐線で上野へ。ここまで来ると、いよいよ都会です。人多いです。夜明るいです。
上野に着いたら、すぐに東海道本線に乗り換えました。もう家ももうすぐです。でも、何故か自分がここにいることに違和感があって、街に拒まれているようで、それが少し悲しかったです。

横浜に到着して、ここで旅を連れ添った友達と解散。青春18切符を譲り受け、それを使って実家に帰りました。

今回の旅で、飛行機を使っていては分からない、稚内と実家の距離を実感しました。
この事実を突きつけられたことが、いいことだったのかは分かりません。しかし、さまざまな街の景色を車窓から見て回りながらの旅は、本当に充実していました。迎えに来てくれた友達には感謝しています。

今度は日本、次は世界。旅は続けていきたいものです。

終わり。