概念で理解するということ

大学生になってから世間一般でいう暗記ってものを意識してしなくなった。というよりは、意識的にしなくなった。それがいい傾向なのかどうなのかは分からないけど、とりあえず理解力は前ついた。でもテストの点はとれなくなった。一つの概念を理解すれば色んなことに応用が利く。暗記より効率がいいし、ずっと簡単だと最近は思う。

何かを理解する作業っていうのは、結局自分の頭の中にその概念を取り込むことなんだって思うようになったのかもしれない。抽象化して取り込むから結局具体的なところは覚えてないってことになる。自分はまだ概念を頭から取り出して言葉にすることに慣れてないらしく、説明はほんとに下手だ。これは本当に時間をかけて慣れるしかない気がする。

少なくとも自分の周りの学生は、概念を理解するってことをしようとしてないんじゃないかなって思う。これは完全に客観的な感想だから実際に聞いてみないことには分からない。でも何度も同じことをくり返し覚えようとしてるところを見ると、やっぱりそうなんじゃないかなって思う。「自分は応用力がない」なんて事を言うのはここらへんに起因してるんじゃないかな。

こういう考え方を教えるのって難しいのかな。この文は自分なりに精一杯その考え方について説明してるものだから、これが伝わらなかったら現時点では他人にこの考え方を伝えるのは不可能かな。これから話せる人にこういう考え方を伝えていこうと思う。